室内汚染原因物質


厚生労働省が指針値を示した室内汚染原因物質

厚生労働省のシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会では、室内空気中にある化学物質の客観的な評価を行なってきており、現在14物質の指針値が示されています。


ホルムアルデヒド

指針値 100ェ/m3(0.008ppm)
発生源 合板、パーティクルボード、集成材、壁紙接着剤(でんぷん系)、ガラス繊維断熱材など
影響 目、鼻に刺激、のどの炎症、流涙し呼吸器に不快感

トルエン

指針値 260ェ/m3(0.07ppm)
発生源 油性ニス、接着剤、木材保存剤など
影響 目や気道に刺激、精神錯乱、疲労、吐き気など中枢神経に影響

キシレン

指針値 870ェ/m3(0.20ppm)
発生源 油性ニス、ペイント、接着剤、木材保存剤
影響 目、鼻、のどの刺激、頭痛、疲労、精神錯乱を起こすことも

パラジクロルベンゼン

指針値 240ェ/m3(0.04ppm)
発生源 防虫剤、防ダニ剤、消臭剤など
影響 目、皮膚、気道に刺激、肝臓・腎臓の機能低下及び損傷を生じることも

エチルベンゼン

指針値 3800ェ/m3(0.88ppm)
発生源 有機溶剤(塗料)、接着剤など
影響 のどや目の刺激、目眩や意識低下など

スチレン(モノマー)

指針値 220ェ/m3(0.05ppm)
発生源 発泡スチロール、合成ゴム(床材)など
影響 臭気を感じ、目や鼻に刺激、眠気や脱力感

フタル酸ジ-n-ブチル

指針値 220ェ/m3(0.05ppm)
発生源 塩ビ製品(床材)など
影響 目、鼻、気道に刺激、目眩、流涙、結膜炎 誤飲により吐き気

クロルピリホス

指針値 1ェ/m3/乳幼児0.1ェ/m3
発生源 防蟻剤など
影響 軽症の中毒症状として倦怠感、違和感、頭痛、目眩など

テトラデカン

指針値 330ェ/m3(0.04ppm)
発生源 塗料などの溶剤、灯油の揮発成分
影響 高濃度では刺激性で麻酔作用がある。皮膚につくと乾燥、角化、亀裂を生じることも

フタル酸ジ-2-エチルへキシル

指針値 120ェ/m3(706ppb)
発生源 壁紙、床材、各種フィルムなどの可塑剤
影響 目、皮膚、気道に刺激。消化管に影響を与えることも

ダイアジノン

指針値 0.29ェ/m3(0.02ppb)
発生源 有機リン系殺虫剤、防蟻剤
影響 軽症の中毒症状として倦怠感、違和感、頭痛、目眩など

ノナナール

暫定値 41ェ/m3(7.0ppb)
発生源 調合香料、防腐剤、柑橘系精油
影響 中毒の情報はほとんどない

指針値 48ェ/m3(0.03ppm)
発生源 接着剤、防腐剤
影響 目、鼻、喉に刺激。目に入ると結膜炎や目のかすみを起こす。

フェノブカルブ

指針値 33ェ/m3(3.8ppb)
発生源 防蟻剤
影響 中毒症状として倦怠感、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、腹痛など。重症の場合は縮瞳、意識混濁など

TVOCとは

室内に存在する複数(すべての)揮発性有機化合物の総量

暫定値 中古住宅 400ェ/m3
新築住宅 1000ェ/m3

化学物質の単位

ppm 100万分の1の割合を示す単位。ホルムアルデヒドの室内濃度指針値 0.08ppmは3畳の部屋(約20m3)の空気量に対して角砂糖1個分 (約1.6cm3)の空気量
ppb ppmの1000分の1、つまり10億分の1の割合を示す単位
100万分の1gのこと。クロルピリホスの室内濃度指針値1μg/m3 は学校のプール(約300m3)にいれた4〜5滴(0.3cc)の目薬程度の量